今年改定される予定のISO9001とISO14001ですが、2015年1月時点での情報として以下のスケジュールで進む計画でいるようです。
ISO9001の改定スケジュール
- 【済】2014年5月にDIS発行
- 2015年3月にFDIS発行
- 2015年7月にFDISの投票開始
- 2015年8月にFDISの投票締め切り
- 2015年9月にIS発行
ISO14001の改定スケジュール
- 【済】2014年6月にDIS発行
- 2015年2月にFDIS発行
- 2015年3月にFDISの投票開始
- 2015年4月にFDISの投票締め切り
- 2015年7月にIS発行
日程は暫定的なもので、変更される可能性があります。
ご参考までに、ISO/IEC27001:2013(JIS Q 27001:2014)がどのようなスケジュールで改定されたかを以下に記します。
ISO/IEC27001:2013の改定スケジュール
- 【済】2013年1月にDIS
- 【済】2013年7月にFDIS
- 【済】2013年10月にISO/IEC27001:2013発行(発行日付は2013.9.25)
- 【済】2014年3月にJIS Q 27001:2014発行
- 【済】2014年6月にISO/IEC27001:2013(JIS Q 27001:2014)対訳ポケット版書籍発売
日本語の対訳版は、英語版が発行されて大体1~2か月程度で日本規格協会から発売されるでしょう。
JIS版の発行はISO発行後半年後だと思われます。
ISO/IEC27001は移行期間は2年で今年の10月1日までにISO27001:2013に移行する必要があります。ところが、現状見る限り認証受けている企業様は短すぎると苦労している印象があります。
移行期間は正式なものはまだ出ていないですが、ISO9001と14001は3年だといわれています。しかし、ISO27001のことを考えると2年で移行される可能性も否めません。
実際、ISOが改定されても、すぐには移行審査はできません。JABやJIPDECなどから認証機関が移行審査の認可を受ける必要があり、その準備と認可にだいたい半年程度かかります。なので皆様が移行審査を受ける猶予はこの認証機関の準備期間を差し引いたものとなります。
ISOより安価であろう、JIS版はISO発行後およそ半年後、その3か月後におそらく対訳ポケット版の書籍が発売されると考えられます。
*2015.2.16追記:このスケジュールは27001:2013でのスケジュールで書きましたが、過去のISO9001の2000年版や2008年版のJIS発行はISO発行後の1か月後くらいに発行されているようです。
移行期間が3年だったらあわてる必要はないと思うのですが、もし2年となっても対応できるように、情報収集は欠かさずして、短期間で移行の構築ができる計画を検討しておいたほうがいいでしょう。